航空機エンジンタービンブレード検査

2016年5月27日に羽田空港で航空機から発火した事故について、エンジン部品の損傷が原因であるとの報道がなされています。

大韓航空機 左エンジンのタービン 複数の部品が破損(NHKニュース)

航空機は機体とエンジンの双方について、定期的に分解などを伴う点検が義務付けられております。
今回の事故原因と報道されているブレードについても点検義務が当てはまります。

点検項目には各種非破壊検査も含まれ、ローマン社が製造している渦流探傷器もそのような検査に用いられております。

下記はタービンのブレード表面を検査しているデモの様子です。
渦流探傷により非破壊でブレード表面の微小な欠陥を検出することが可能です。

ブレード表面の損傷や軽微な欠陥の見落としは、エンジン動作時に回転して高エネルギー状態にあるブレードに起因する大事故に発展する恐れが十分にあります。
今回の事故原因については詳細な調査結果を待つ必要がございますが、皆様に引き続き安全な空の旅をお楽しみいただくため、徹底した再発防止策を取っていただきたいと切に願います。

[事例紹介]航空機向け渦流探傷(整備・製造)

航空機向け渦流探傷アプリケーションの一部をご紹介します。

• 例1
ロボットによる航空機エンジン部品の自動検査

• 例2
航空機ホイール自動検査

• 例3
リベット結合されたアルミ板の内部割れ検査

• 例4
ボルト接合部の内部割れ検査

• 例5
ローターブレード表面割れ検査

• 例6
手動ボアホール検査

用途・事例集には他にも多くのローマン社製渦流探傷アプリケーションの納入実績が公表されております。
是非ともご覧ください。