
🚀 検査・集中制御の特長
- 3系統プローブによる複合探傷:形状や欠陥の発生傾向が全く異なる「円筒シャフト部」「ギア歯の左右端」「全体表面」の3つのエリアに対して、それぞれ最適化した独立センサを配置。
- 全方位の割れ(縦・横)を捕捉:円筒部では「周方向(横割れ)」および「軸方向(縦割れ)」の双方のクラックを見逃さないマルチ差動式プローブ(MDK)を採用。
- 貫通型ULASによる全体硬度判定:部分的なクラック探傷だけでなく、ロッド全体を貫通型ULASコイルに通すことで、焼き入れ組織の均一性や熱処理ミス(異材混入)をインラインで瞬時にスクリーニングします。
マルチセンサ統合制御によるステアリングロッド「全方位割れ & 硬さ自動選別」システム
自動車の操舵を司る「ステアリングロッド(ラック&ピニオン等)」は、路面からのキックバックや急激な転舵応力がダイレクトに伝わる超重要保安部品です。特に負荷の集中するギア歯近傍の焼き入れ組織管理や、各摺動面のヘアラインクラック保証は工場の最命題となっています。本システムは、部位別の特製プローブ群と全体判定用の貫通型コイル、そして高い多チャンネル処理能力を持つ探傷システムをスマートに融合。複雑な多点探傷の完全インライン自動化を高い信頼性で確立します。
📊 推奨システム全体構成 & アップグレード案内
| システム基本構成 | ELOTEST PL500 【安心の 7チャンネル(7ch)マルチプレクス制御】 |
|---|---|
| 最新アップグレード推奨 | ELOTEST PL600 への変更対応可能 ※演算・統合処理能力が飛躍的に進化した最新フラグシップ機「PL600」へリプレイスすることで、より高速高精度化、かつ周辺インターフェースを含めたシステム全体の極めてシンプルな統合簡素化が実現します。 |
🔬 役割別・搭載センサ & 回路仕様
1. 円筒シャフト部(周方向 & 軸方向割れ探傷)
[プローブ型番] MDK (1チャンネル構成)
[回路仕様] マルチ差動式
ロッド軸表面に発生する「周方向(横方向)」および「軸方向(縦方向)」の異なる向きのクラックに対し、ノイズを極限まで打ち消しながら同時に高感度検出します。
2. ギア歯 左右両端部(形状クラック探傷)
[プローブ型番] KDS (2チャンネル構成)
[回路仕様] 差動式
応力が加わりやすく最も割れが発生しやすいギア歯の左右エッジ(端部)を狙い撃ちで挟み込みスキャン。複雑な凹凸形状ノイズに迷わされることなく微細なきずを捕捉します。
3. 全体表面(熱処理状態・硬さ選別)
[センサ種類] ULAS 貫通型マルチ巻コイル
ワーク全体をコイル内部に非接触で通すことで、ギア歯近傍や軸全体の焼き入れ硬度・組織変化をトータル判定。熱処理不良品の次工程への流出を未然に防ぎます。