
🚀 検査・ラインの特長
- 結合部の「下層割れ」を打破:複数枚の金属板がリベットやボルトで締結された、最もノイズの激しい「下層(奥深く)」の隠れたクラックや鋳造割れを完全に検出。
- 独自の集中磁場テクノロジー:円形特殊プローブ構造により磁場をピンポイント集中。ボルト等に由来する構造ノイズを相殺し、割れ信号のみを極めて選択的にキャッチします。
- 不良品の流出を物理的に阻止:検査中に割れ(欠陥)を検出した瞬間、装置は自動的に動作をインターロック(停止)。不良品が次のネジ切り・アセンブリ工程へ進むのを物理的にシャットアウトします。
カルダンシャフト(駆動軸)結合部の半自動アセンブリ・深部割れ検査システム
鉄道車両や大型特殊車両の動力を伝える「カルダンシャフト(プロペラシャフト)」のジョイント部(クレビス)は、極めて大きなトルクと振動がかかる重要保安部品です。本システムは、締結部の構造ノイズに埋もれがちだった最大10mm深さの割れを、ローマン独自の低周波集中磁場プローブ(ARK 31-2)で高感度に探傷。さらに検査と「ネジ切り・部品連結」の製造工程をインテリジェントに一体化した、品質保証と生産性を両立する半自動インライン装置です。
⚙️ インテリジェントな検査・作業フロー
- ワークセット:オペレーターがカルダンシャフトの2つのパーツを装置内部の所定位置に手動でセット。
- 自動固定・探傷移動:パーツが強固に自動クランプされ、4つの検査コイルが最適な検査部位へと自動移動。
- 全自動探傷 & 加工連結:傷が無ければ、そのままカルダン・ジョイントの両端にネジ切り加工が施され、2つのパーツが強固に連結されます。
- 安全な取り出し(NGインターロック):【良品】オペレーターが完成品を取り出します。/【不良品】割れ検出時は即座に装置が停止し、加工を施す前の不良品を安全にラインアウトできます。
📐 低周波集中磁場プローブ(ARK 31-2) & システム仕様
| 専用センサ型番 | ARK 31-2 |
|---|---|
| 回路・コア構成 | 絶対値式、フェライトコア、トランスフォーマ内蔵 |
| 検査周波数帯域 | 30 Hz 〜 5 kHz(肉厚締結部の奥深くへ浸透する低周波設計) |
| 探傷深さポテンシャル | 4 〜 10 mm (プローブ口径により最適化) |
| 対応寸法(内径/外径) | 内径:2 〜 21 mm / 外径:8 〜 26 mm |
| ハウジング / 重量 | 高耐久プラスチック(Delrin®) & ステンレス鋼 / 30 〜 50 g |
| 適合渦流探傷装置 | ELOTEST IS ※ELOTEST PL600 / PL500 / IS500 でも同様にシステム構成が可能。さらに上位のハイエンドな演算処理能力への拡張にも完全対応しています。 |