🚀 検査・センサ技術の特長
- 底面・側面の立体マルチ探傷:ボールレース(ベアリング軌道溝)の「底面」と「側面」のそれぞれにジャストフィットする専用設計の特製プローブを配置。死角になりがちな溝内部を完全にカバーします。
- 全方位の微細クラックを捕捉:摺動(擦れ)によって最も発生しやすい「周方向(横割れ)」および「軸方向(縦割れ)」の双方のクラックに対して、向きに左右されない確実な欠陥検出ポテンシャルを誇ります。
- インライン自動全数保証に最適:自動車の操舵を司る最重要保安パーツのベアリング摺動面において、目視不可能な極小きず(深さ0.1mm)をインラインの量産スピードで100%全自動仕分け可能です。
特製プローブによるステアリングロッド「ボールレース(軸受溝)」高精度自動検査システム
ステアリングロッドの「ボールレース(ベアリング球が転がる溝部)」は、ハンドル操作時の強大な摩擦力と応力がダイレクトに集中する部位です。この溝の内部に微細な割れ(クラック)があると、ベアリングの異常摩耗や最悪の場合は操舵不能に繋がるため、厳格な全数検査が欠かせません。しかし、狭小で湾曲した溝内部の自動スキャンは形状ノイズが激しく、通常のプローブでは極めて困難でした。本システムは、溝の形状に完璧に倣う底面用・側面用の特製差動プローブを開発。ノイズを遮断し、インラインでの高感度全自動全数品質保証を確立します。
📊 装置性能 & 検出ポテンシャル仕様
| 最重要検査部位 | ステアリングロッド・ボールレース(ベアリング軌道溝の底面 および 側面全体) |
|---|---|
| 検出可能欠陥サイズ | 長さ 2.0 mm × 深さ 0.1 mm 〜 (ヘアラインクラックを明瞭に捕捉) |
| 検出可能欠陥方向 | 周方向(横割れ) / 軸方向(縦割れ)の全方向に対応 |
| 適合渦流探傷装置 | ELOTEST PL600 / ELOTEST PL500 / ELOTEST IS500 ※底面・側面のマルチプローブから送られてくる高周波信号を1台のユニットで一元管理。自動昇降治具やインラインのNG仕分けゲートとのシステム連動に完全統合できます。 |
🔬 部位別・搭載カスタムプローブ構成
1. ボールレース底面専用セクション
[回路構成] 差動式
[ハウジング] 溝底のR形状に最適化された特製カスタム筐体
ベアリングの真下に位置し、最も垂直荷重を受ける溝の底面へ非接触で超至近スキャン。形状ノイズを完璧に相殺しながら縦・横方向の微細クラックを検出します。
2. ボールレース側面専用セクション
[回路構成] 差動式
[ハウジング] 溝壁の傾斜面に最適化された特製カスタム筐体
ハンドルを切った際に横方向の強烈なスラスト荷重(押し付け)を受ける溝の左右側面(壁面)を狙い撃ちスキャン。底面プローブと連携し、溝内部の「面全体の100%全数保証」を完成させます。