航空機エンジンタービンブレード検査

2016年5月27日に羽田空港で航空機から発火した事故について、エンジン部品の損傷が原因であるとの報道がなされています。

大韓航空機 左エンジンのタービン 複数の部品が破損(NHKニュース)

航空機は機体とエンジンの双方について、定期的に分解などを伴う点検が義務付けられております。
今回の事故原因と報道されているブレードについても点検義務が当てはまります。

点検項目には各種非破壊検査も含まれ、ローマン社が製造している渦流探傷器もそのような検査に用いられております。

下記はタービンのブレード表面を検査しているデモの様子です。
渦流探傷により非破壊でブレード表面の微小な欠陥を検出することが可能です。

ブレード表面の損傷や軽微な欠陥の見落としは、エンジン動作時に回転して高エネルギー状態にあるブレードに起因する大事故に発展する恐れが十分にあります。
今回の事故原因については詳細な調査結果を待つ必要がございますが、皆様に引き続き安全な空の旅をお楽しみいただくため、徹底した再発防止策を取っていただきたいと切に願います。

[展示会]Control 2016出展報告

ドイツ・ローマン社が4月にドイツ・シュツットガルトで開催されましたControl 2016にて製品展示を行いました。

制御機器やソフトウェア関係の展示会では最大級であり、非常に重要な機会として皆様に認識されております。

ローマン社のブースにも非常に多くのお客様にお立ち寄りいただき、様々なディスカッションをさせていただきました。

今後ともお客様のご要望に益々お応えできるよう、一層の精進を重ねてまいります。
何とぞよろしくお願い申し上げます。

Control公式ウェブサイト
現在は2017年の内容に更新されております。2017年の開催は同じくシュツットガルトで5月9日~12日です。