ロボットによる航空機エンジン部品の自動検査

ロボットによる航空機エンジン部品の自動検査

幅広い検査仕様に対応する汎用設計

ローマン社製渦流探傷装置EloScanはギア等、回転対称性を有する航空機エンジン部品の自動検査用に開発されました。センサプローブの精密な位置制御と高い繰り返し精度によって本装置は、今まで人手によって週単位で行われてきた検査を一晩で完了することが可能になっており、検査時間の大幅な短縮とともに、見落とし等のヒューマンエラーによるトラブル要因の除去実現しました。

GEアビエーション規格のより高みに

EloScanはGEアビエーション規格を完全に充足、更には超過しており、より高いレベルの品質保証を実現します(規格”Technical Specification for Computer-Controlled Semi Automatic Eddy-Current Scanning System for Life Limited Parts Program, Specification: FST-Generic Eddy Current”)。

採用メンテナンスマニュアル番号

  • SPM 70-38-15
  • SPM 70-32-23
  • SPM 70-38-13
  • SPM 70-32-07
  • SPM 70-38-11
  • SPM 70-32-10

機器構成

渦流探傷装置とプローブシステムの他、下記の全てが一体化されています。

  • 多軸産業用ロボット
  • ターンテーブル、据付台(Ø800 mm)
  • 制御盤(カラーディスプレイ付き)
  • 2次元マッピングソフトウェアScanAlyzer(検査データの保存、表示、評価)
  • IP54耐環境キャビネットと産業用PC